大学院生募集

ヒトや動物の聞こえの世界音楽共感覚絶対音感に興味のある方は、気軽に連絡をください。脳波やMRIや心理実験を使った研究が可能です。対象もヒトはもちろん、サルやウマやウシなど幅広く対応できます。

研究内容

  • 音楽と脳 言語などの脳機能と違って、音楽の適応的な意義は不明です。すなわち、音楽があるからとって生存に有利なわけではなさそうです。それなのに、ヒトはなぜ音楽を聴くのでしょうか? 音楽の進化、絶対音感、共感覚、協和音・不協和音の知覚などについて調べています。
  • 動物を対象とした無侵襲の脳波記録 脳の進化を調べるには、ヒトと動物の脳のはたらきを比べる必要があります。しかし、脳機能を測定する方法論が種によって違っては、意味のある比較はできません。そこで、マウス、マカクザル、マーモセット、ヒトの4種で、まったく同じ非侵襲的な方法で脳波を記録する世界唯一の方法論を確立しました。さらに、イルカやウマの脳波記録にも挑戦中です。
  • ヒトを対象としたニューロイメージング 音楽の脳機能は、ヒトを対象にしないと調べらないことがたくさんあります。ヒトの脳の音楽機能を、脳波やfMRIを使って調べています。

共同研究(実施中)

  • 京都大学ヒト行動進化センター(サル無侵襲脳波、ヒトfMRI)
  • 東京都医学総合研究所(サル無侵襲脳波)
  • 帝京科学大学(ウマ無侵襲脳波)
  • 京都大学野生動物研究センター(ウマ無侵襲脳波ほか)
  • 新潟市水族館マリンピア日本海(イルカ無侵襲脳波)
  • かごしま水族館(イルカ無侵襲脳波)
  • ほか

研究費

実施中

  • 学術変革(A) 公募研究(代表)音階のクオリア:音楽訓練や絶対音感による変容とその脳基盤
  • 基盤研究(A)(分担)共感覚の表象構造と形成過程に関する研究
  • 挑戦的研究 (代表)ヒトとサルで「社会脳」の機構や進化を調べる次世代ハイパースキャニング脳波計の開発
  • 挑戦的研究 (代表)イルカ無侵襲脳波記録への挑戦
  • 新潟大学脳研究所共同利用・共同研究(3件)

過去

  • 基盤研究A(分担)遺伝子改変を用いないサル精神疾患モデルの作出と脳機能異常の解明
  • 新学術研究領域研究「時間生成学―時を生み出すこころの仕組み」 (公募研究・代表)脳の時間の単位の進化:哺乳類6種における無侵襲脳波記録による検討
  • 新学術研究領域研究「時間生成学―時を生み出すこころの仕組み」 (公募研究・代表)脳の時間の単位の進化:ヒト・サル・イルカの無侵襲脳波記録による検討

ほか

所属学会

  • 日本神経科学会
  • 日本臨床神経生理学会
  • 日本基礎心理学会
  • Acoustical Society for America
  • Society for Neuroscience

編集委員

Frontiers in Neuroscience, Frontiers in Psychology, Frontiers in Human Neuroscience

査読

Journal of Royal Society Interface, Neuroscience, Cerebral Cortex, Journal of Cognitive Neuroscience, Cortex, Scientific Reports, Hearing Research, Journal of Experimental Psychology: General, Journal of Neurophysiology, BMC Neuroscience, Frontiers in Neuroscience, Plos One, Journal of Neuroscience Methods, Psychonomic Bulletin and Review, Cognitive, Affective, and Behavioral Neuroscience, International Journal of Psychophysiology, Journal of Psychiatry and Neuroscience, Neuroscience Letters, Journal of Neuroimaging, Biological Psychology, Primates, Magnetic Resonance in Medical Sciences, Japanese Journal of Magnetic Resonance in Medicine (日本磁気共鳴医学会雑誌)